昼間人口82万人に対して区内の居住人口は5万9千人で、暮らすより訪れる街の印象が強い千代田区。
しかし、現在千代田区が「東京一暮らしやすい街づくり」を進めているのをご存知ですか?
0歳~18歳の医療費無料や、保育施設増設で待機児童ゼロ実現と、子育て支援が充実している事が広く知られていますが、他にも区では注目すべき取り組みを行っています。
今回は、千代田区の助成金制度について見てみます。
大きなお子さんがいるご家庭は「次世代育成手当」
千代田区では、16~18歳までのお子さんを育てている保護者を支援する、助成金制度があります。
月の支給額はお子さん1人に対して5,000円で、2月、6月、10月の年3回の支給となります。
所得制限は無く、対象児童が千代田区外の寮などで生活していたり、海外へ留学している場合でも受給できます。
「次世代育成手当」の申請は、お子さんが高校生になる前の3月中や、対象となるお子さんが千代田区へ転入した時点で行えます。
申請に必要な物は認定請求書、印鑑、受給者の口座情報などです。
詳しくは「教育委員会事務局子ども部子育て推進課手当・医療係」(電話03-5211-4230)にお問合せ下さい。
将来の大学進学に向けて塾に通う費用など、教育費がいっそうかかる高校生の時期。
行政から助成が受けられるのは家計の負担軽減になり、保護者としては大変嬉しいですね。
これから転居するなら「次世代育成住宅支援」
千代田区では、お得な住宅助成金制度があります。
「次世代育成住宅支援」と言われるこの制度は、「千代田区に5年以上住む親世帯と近居するために区外・区内から転入する新婚世帯・子育て世帯」や、「区内で転居する子育て世帯」を対象に、月額6千円~8万円までの助成が最長8年間、または末子が18歳に達する年度まで支給されます。
助成額は、2人世帯が月2万円・4人世帯は月4万円と、世帯構成人数により異なり、一年ごとに助成額は減額されます。
助成金制度を利用するには、以下の要件を満たす必要があります。
【年間所得】
2人世帯・・・1,896,000~10,388,000円
3人世帯・・・1,896,000~10,768,000円
4人世帯・・・1,896,000~11,148,000円
※世帯人数が1人増える事に38万円を上限に加算されます。
【住戸面積】
住み替え先の住戸面積が住み替え前よりも広くなることが条件で、人数ごとの専有面積は以下になります。
2人世帯・・・30平方メートル以上
3人世帯・・・40平方メートル以上
4人世帯・・・50平方メートル以上
その他の助成要件の詳細は千代田区のHPでご確認ください。
2人世帯なら、初年度は1年間で24万円もの助成が受けられるのですから、条件が合えばぜひこの制度を利用したいですね。
ちなみにこの制度は先着順で締め切られるため、転居をお考えの方は一度区に問合せをされることをおすすめします。
おわりに
千代田区の「次世代育成手当」「次世代育成住宅支援」、2つの助成金制度についてご紹介しました。
子育て支援など住民サービスが向上している千代田区に、あなたも暮らしてみませんか?
株式会社リブラで、千代田区の賃貸の住まいをご紹介しています。