新宿区には、多数の子育て支援センターがあります。
しかし、中にはそういった施設へ行く事すら出来ない方々もいます。
そういった親子の為に、新宿区は新たな子育て支援事業を始めました。
「地域子育て支援センター二葉」ではどういったことが出来る?
子育て支援センターでは具体的にどういったことが出来るのでしょうか。
・乳幼児と保護者の方が安心して遊ぶことが出来る
・育児や子育ての悩みを相談できる
・育児が困難な時に一時的に子供を預ける事が出来る
・ホームスタートを利用する事が出来る
センターは親御さん同士のコミュニティの場にもなっています。
毎日自宅の中で育児をするより、やはりこういったセンターでお子様を遊ばせる方が子育ても楽しくなりますね。
しかし実際は、支援センターまで足を運ぶことが出来ない方も多くいらっしゃいます。
そういった方の為に新宿区が新しく始めた支援が「ホームスタート」です。
地域子育て支援センター二葉は新宿区よりこの支援事業を受託しています。
本当に支援が必要な人にサポートを!家庭訪問型支援制度とは?
ホームスタートとは、6歳以下のお子様がいるご家庭にホームビジター(ボランティア)が訪問する「家庭訪問型子育て支援」です。
子育てに奮闘中の方は、まさに喉から手が出るほど利用したくなるような支援制度ですね。
具体的には、週に1回(2時間程度)、定期的に2、3ヶ月程ホームビジターがご家庭を訪問し、寄り添いながら育児上のお手伝いをしてくれるというものです。
養成研修を受けたボランティアさんがホームビジターとなり、なんと無償で育児の手助けをしてくれます。
さらにホームビジターのほとんどが子育て経験者という事がとても心強いですね!
ホームビジターを希望する方は、
「障害を持つ子で外出が困難」「子どもが双子の為外出が困難」
という深刻なものから、
「誰にも頼れずノイローゼ気味になってしまった」「とにかく藁にもすがりたい」
という、精神的な疲れが出てしまった方まで様々です。
確かに今までは、こういった外出さえ困難な方には、支援が行き届かないという事がありましたが、このような訪問型支援が始まった事によって、本当に助けを必要としている人に支援の手が伸びるようになりました。
支援の仕方も様々で、利用する方のニーズに合わせた支援を行っています。
例えば、これまで自分だけではお子様を連れて外出が困難という方には、ホームビジターが外出に同行してくれます。
訪問先の家庭の事は、口外しないという決まりなので、悩みを打ち明ける事も出来ますね。
この新しい支援制度はまだまだ認知度が低いのが現状です。
ホームスタートの詳細はこちらからご確認頂けます。
保護者の心に寄り添う家庭訪問型支援。これからどうなる?
「来てもらうだけでとても安心感があって救われました。」
これは、この支援を利用したほとんどの方が思う事だそうです。
はたから見ると、子育てというのは幸せそうに見えるかも知れませんが、実は心がギリギリの状態で、孤独を感じながら子育てしている方も少なくありません。
ホームスタートこそが、まさに親の心に寄り添った支援なのではないでしょうか。
2008年から活動を開始している支援事業は、2017年には30,000回以上もの家庭訪問を行っており、これまでに約4,400もの家庭をサポートしてきました。
この実績から、2017年の2月には厚生労働省がホームスタートの活動事務費に補助をする事が決定しました。
これまでの活動が評価され、今年度からは更に多くの地域で訪問型の子育て支援が始まっていく兆しです。
おわりに
私どもリブラでは新宿区の賃貸物件をご紹介しております。
子育て支援が充実しているこのエリアで、新生活を始めませんか?
地域の情報も併せてご案内致しますので、引越しの際にはどうぞお気軽にご相談くださいませ。